パソコンの自作は難しそうだけど実はすごく簡単
パソコンの自作というとなんだかすごく難しそうな感じがしますが、実はすごく簡単で、プラモデルを組み立てるようにいろいろなパーツを接続して組み上げていくだけのものです。ただ、パーツを選ぶ際に少し知識が必要になります。
でも、このパーツ選びの段階が自作PCの中で一番楽しい時間でもあります。自分の気に入ったパーツを選び、集めてそれらを組み上げて自分だけのPCに仕上げていく楽しみがあります。
それでは、まず、必要なパーツ達から説明していきましょう。
自作パソコンに必要なパーツ達
1、マザーボード
2、CPU
3、CPUクーラー(空冷or水冷)
4、メモリー
5、ストレージ(HDD、SSD)
6、電源
7、PCケース・ケースFan
8、グラフィックボード
自作には関係ないが、他に必要なもの
9、モニター
10、キーボード
11、マウス
だいたい以上になります。
では、それぞれのパーツの説明をしていきましょう。
マザーボード
マザーボードはほかのパーツ類を接続する、まさにベースとなる基盤です。
マザーボードを選ぶ際のポイントとして
CPUと対応ソケットおよびチップセット
まず、使用するCPUはintelなのかAMDなのか?対応のマザーボードが変わってきます。
intelのCPUの場合は最新のものが第12世代で対応のマザーボードはCPUソケットがLGA1700でチップセットがZ690、H670、B660、H610の4種類あります。性能はZ690>H670>B660>H610となります。
Z690:CPUオーバークロックが可能、メモリーオーバークロック可能、PCIe4.0・5.0対応
H670:CPUオーバークロック不可、メモリーオーバークロック可能、PCIe4.0・5.0対応
B660:CPUオーバークロック不可、メモリーオーバークロック可能、PCIe4.0・5.0対応
H610:CPUオーバークロック不可、メモリーオーバークロック不可、USB3.2Gen2×2、RAID、Optane Memory、PCIE4.0未対応
第11世代CPUはソケットがLGA1200、チップセットがZ590、H570、B560、H510となって第12世代とは互換性がありません。
AMDのCPUの場合ははRYZEN5000シリーズ、3000シリーズ、Athronがあります。ソケットはAM4となり、チップセットはX570、B550、A520(1世代古いX470、B450)があり、性能はX570>B550>A520となります。
X570(X470):CPUオーバークロックが可能、PCIe4.0、USB3.2Gen2×2対応(X570)
B550(B450):CPUオーバークロックが可能、PCIe4.0対応(B550)
A520:CPUオーバークロックが不可、PCIe3.0対応
マザーボードのサイズ
サイズは、主にATX、MicroATX、Mini-ITXの3種類があります。ATXは305mm×244mm、MicroATXは244mm×244mm、Mini-ITXは170mm×170mmとなります。
後々の拡張性を考えるのであれば、拡張性の高いATX、だけど大きなケースにしか入らないので出来上がりは大きなものになってしまいます。拡張性は少し劣るが、小さめのパソコンに仕上げたいのであればMicroATX、拡張性はある程度犠牲になるが小さくてかわいいパソコンに仕上げたいのであればMini-ITXとなります。
用途で選ぶなら機能や拡張スロット
まず、前述のようにチップセットの違いで性能が違ってきます。また、サイズの違いによってもメモリースロットが4つなのか2つなのか、PCIeスロットの数も変わってきます。自分の必要な性能に合わせて選んでいきましょう。
マザーボードのメーカー
マザーボードのメーカーとして主なところは、
ASROCK、ASUS、MSI、GIGABYTE、BIOSTAR、SUPERMICRO、NZXTなどがあります。
私の場合は最初のゲーミングPC(ドスパラのガレリア:自作じゃないよ)がASROCKだったこともあり、基本ASROCKのマザーボードをよく使っていますが、特にどこのメーカーのものがいいとかいうのはないと思いますのでメーカーは自分の気に入ったところのものを使用すれば問題ないかと思います。
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